次世代自動車の開発

現在世界中でハイブリッドカーの次となる次世代自動車の開発が進んでいます。
次世代自動車といっても種類はさまざま。EV、PHV、HV・・・など、種類も色々あってわからない人もいるかもしれません。

EV、PHEV、HVの違いはこちら↓

(出典:一般社団法人 次世代自動車振興センター)

あと20~25年もすればガソリン車やディーゼル車は姿を消すと言われ始めています。 そこで現在、注目されているのが「 電気自動車」です。

電気自動車外部電源から車載のバッテリーに充電した電気を用いて、電動モーターを動力源として走行しており、ガソリンを使用しないため、走行時のCO2排出量はゼロです!

実際に、販売台数の推移をみても、電気自動車が増えてきているのが分かります。

(出典:一般社団法人 次世代自動車振興センター)

電気自動車が普及するにつれ、その電気自動車の大容量バッテリーを活用しよう!という新たな使い方が開発されてきています。

V2Hってご存知ですか?

V2HはVehicle to Homeの略です。
つくった電気を電気自動車に貯めて、電気自動車を「走る蓄電池」として活用し、貯めた電気を家庭で使うことができるようになりました!
これからは、このような「走る蓄電池」としての使い方が増えていくだろうと予測されています。

(出典:三菱電機)

V2Hって何ができるの?

三菱のSMART V2Hなら、電気自動車、太陽光発電システム、系統(電力会社からの電気)の3つの電気を同時に使用することができます。
モードの変更によって、自分好みの電気の使い方が可能です!

①エネルギーの自給自足
太陽光発電で作った電気を電気自動車にためることができます。
昼間に電気自動車にためて、夜間に使用。できるだけ電気を買わない生活ができます。

②電気の安い時間に電気自動車にためる
電気代の安い夜間に電気を電気自動車にためて、昼間に使う。
買電を抑制することでエネルギーのピークシフトに貢献。

③停電時も安心
電気自動車にためた電気で、家庭内に電気を供給。


太陽が照っていれば、太陽光発電からの電気を電気自動車へ再充電可能。
家庭内の通常コンセントで、いつもと同じ電化製品が最大約6kVAまで使用できます。

④普段はクルマとして利用可能
⑤クルマへの充電時間が約半分
リーフ(40kWh)の場合、普通充電なら約16時間。SMART V2Hなら約7時間で充電できます。

(出典:三菱電機)

電気自動車の大容量バッテリーを活用することで、電気を買わない生活ができるようになるかもしれませんね。

V2Hの未来

「住宅」の分野を中心に考えると、今言われているのはZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)です。ZEHとは、「快適な室内環境」と、「年間で消費する住宅のエネルギー量が正味で概ねゼロ以下」を同時に実現する住宅のこと。
政府は2030年までに新築住宅の平均でこのZEHを実現することを目標に掲げています。

このV2Hと太陽光発電の連携によって家庭のエネルギー自給率を高めることができ、ZEH住宅へ近づくことになります。

停電などの電力不安や、電気料金変動の影響を受けない次世代住宅として、電気自動車が住宅の一部となる可能性もありそうですね。

おひさまでは太陽光発電はもちろん、電気自動車やV2Hを活用した新しい試みに挑戦していきます!

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