前回は、SDGsって何だ?というテーマで、その概要をお伝えしましたが、今回は17項目あるSDGsの目標の分類法について、そのいくつかをご紹介します。

Ⅰ:【人類の活動】という視点から(経済・社会・環境保護の視点)

人が生きていく上で欠かせない活動は、大きく分けると「経済」活動、「社会」活動、そして「地球環境保全」活動に分類できます。そして、これら3つの活動に、SDGsの1~16の目標を当てはめてみると、以下の様になります。

 

 

また、17番目の目標であるパートナーシップは、これら3つの活動を実現する為に、欠かすことのできない「人と人との連携・コミュニケーション」を表していると言えます。

地球が生まれ人類が誕生して後、それぞれの地で社会活動が始まり、生産や商業活動によって経済活動が行われるようになった地球の歴史、人類の歩んできた道に沿って、以下の図(下から上へ順に)分類整理されているので理解しやすいと思います。

Ⅱ:【目標とその達成手段】の関係から

SDGsの17項目は、大別すると「目標」と「手段」に分けられます。
「目標」については、更に「持続可能性について記している目標【1,2,3,4,5,6,7、10、11,16】」と「持続可能性に焦点を絞っている目標【12,13,14,15】に、また「手段」については、上記目標を達成する為の「経済成長と開発の達成」手段【8,9】と、これら16項目すべてを達成する為に必要な手段【17】に分類されます。

 

 

上記、「目標を達成する手段」と言う分類方法は、実施者が、目標を定め、目標達成の為の具体策を立案していく過程において、大いに活用できそうです。

Ⅲ:【5つのP】という視点から

こちらも17の目標の分類法のひとつですが、こちらは、人間(P)が、守るべき4つのPを象徴的に巧く表現したものだと思います。
具体的には、Pを頭文字とする5つの英単語による分類です。

それらは、eople(人間)、rosperity(繁栄)、artnership(連携)、eace(平和)そしてlanet(地球)の5つの単語です。

これらに、SDGsの17の目標項目を当てはめてみると、以下のようになります。

これら「5つのP」に焦点を当て、「誰ひとり取り残さない」をキーワードに取り組むことが掲げられました。

その他、SDGsには、いくつかのキーワードが存在しますが、上記、「誰ひとり取り残さない」以外のキーワードを2つほどご紹介します。

① Transforming our world【私たちの世界を変革する】
② Put the last first【最後の人を最初に、最も厳しいところから手をつける】

(出典:日能研:SDGs 2030年までのゴール より)

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