【おひさまコラム】無電化地帯に笑顔と電気を供給しよう(1)

昨年12月10日〜12月16日まで、一般財団法人アライアンス・フォーラム財団(以下、AFF)(http://www.allianceforum.org/)の「途上国事業部門」企画の「Alliance College」に参画し、アフリカ・ザンビア共和国へ視察に行ってきました。

公益資本主義

その大きな目的の1つはザンビアにおける栄養改善事業の推進です。個人的には無電化地帯も多く存在するアフリカにおいて、現地の状況(再エネの普及やグリッド等の状況)を把握するためには絶好の機会でした。この企画の前に第4回公益資本主義研修も参加し、しっかりと「公益資本主義」についても研究を深めることができました。


(2017年12月16日最終日。参加者の皆さんと。)

原さんとの出会い

実は、このAFF自体の存在を知ったのは昨年5月の岡山経済同友会70周年記念講演で原丈人さんの登壇があったからです。AFFの代表理事は原さんです。

元々、考古学で飯を食っていこうとアメリカに渡ったようですが、時給5ドルの博物館の仕事では飯が食えないと判断。そこから、再起してスタンフォード大学に留学。そこで大学ベンチャーを立ち上げ、現在はベンチャーキャピタリストでもあり、デフタパートナーズの会長でもあります。

原さんとはこれまで面識がなく、「21世紀の国富論」(初版)の書籍を読んで活動等について知っていました。その書籍の中で、デフタパートナーズがバングラディシュで取り組んだ「ブラックネットモデル」がとても印象的で、いつか再エネ事業で活用できるのではないかと、その当時から考えていました。

バングラディッシュといえば、ムハマド・ユヌスさん。バングラディッシュ・グラミン銀行の創設者でもあり、2006年にノーベル平和賞を受賞。原さんとも交流があるようです。
ムヌスさんの目標である2030年までに「貧困をゼロ」にという夢に私も共感し、いつかユヌスさんと同様、2050年までに貧困と化石燃料を博物館に入れたいと考えるようになりました。

MDGs・SDGsの取り組みについて

世の中の流れも、MDGsから「SDGs(持続可能な開発目標)」に目標が変わりました。
2000年に制定されたミレニアム開発目標(MDGs)においては、以下の8つの目標を掲げており、その下にはより具体的な21のターゲットと60の指標が設定されていました。ほとんどの目標は1990年を基準年とし、2015年を達成期限としていました。

(出典:http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/doukou/mdgs/about.html

この評価としては、「MDGsは一定の成果を達成。一方で、未達成の課題も残された。 極度の貧困半減(目標①)やHIV・マラリア対策(目標⑥)等を達成。乳幼児や妊産婦の死亡率削減(目標④、⑤)は未達成。サブサハラアフリカ等で達成に遅れ。また、15年間で国際的な環境も大きく変化し、新たな課題が浮上。環境問題や気候変動の深刻化、国内や国際間の格差拡大、民間企業やNGOの役割の拡大など」
(出典:http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/files/000270588.pdf)といったコメントがされています。

 

MDGsの後継として制定された「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」が、2015年9月に国連で採択されました。ここには、人間、地球及び繁栄のための行動計画として「持続可能な開発目標(SDGs)が掲げられ、国連に加盟する全ての国に対し、2030年までに17ゴールとその目標の下に、更に細分化された169のターゲットを設定されました。

(出典:http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/about/doukou/page23_000779.html

 

つづく。(まつもとてるお)

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投稿日時:2018年1月30日
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