11月22日、23日の二日間に亘って日本環境会議が、水島「愛あいサロン」にて開催されました。
全国から環境問題に明るい専門家の先生方を中心に100名余りが結集、地元関係者も加わって賑やかな会となりました。
初日の全体会議では、倉敷市の小松副市長から来賓のご挨拶を頂いた後に、まちづくりや協働のあり方などについて、岡大の岩淵准教授と島根大学の関教授に基調講演を頂き、続いて、倉敷市の環境政策課の納所次長より倉敷市の環境政策の歩みについて概要の報告を受けました。
初日の会議終了後は、偶然、同じ日に開催中だった水島港まつりの大変な賑わいを尻目に、水島商店街を横切って懇親会場に向かい、全国各地から参加してくれた方々が、互いに自己紹介し合ながら和やかな雰囲気の中で懇親を深めることができました。
二日目は、弊社の顧問を務める「みずしま滞在環境学習コンソーシアム」の古川会長が、第1分科会のコーディネーターとして登壇し、カーボンニュートラルに向けた道筋や直面する課題などについて問題提起を行った後、倉敷市温暖化対策室の池田室長から温暖化防止策の進捗や課題について、パワーエックス社の野仲氏からは、会社紹介や蓄電池の未来、最後に大阪産業大学の木村准教授から、グローバルな視点から地球温暖化対策について報告頂きました。2時間余りではありましたが、会場参加者にとっても貴重な時間となりました。


また、二日目には、隣接する会場で、その他3つの分科会が並行して行われました。
第2分科会では、高校生や地域の企業などの参加を得て協働をテーマに議論がなされ、第3分科会では、地元、吉備中央町でも問題が発生したPFASについて、また、特別分科会では、設立水島財団の25周年を記念した催しが開催されました。
終了後は、地元古城池高校生達のガイドにより、希望者に水島の街やコンビナートを巡りながら、街の成り立ちや戦時中の話、戦後の水島コンビナート建設による華々しい街の発展と公害その後の商店街の衰退、そして現在取り組み中の街づくりなどを紹介するバスエクスカーションが行われましたが、生徒さん達のこれまでの練習の甲斐あって、その見事な解説に参加者からの大喝采が上がり、成功裡に二日間の幕を閉じることになりました。

