8月9日に、水島関係のまちづくりに関わっている方々、おひさま戸田・古川の計9名でたんたんエナジー株式会社へ視察訪問へ行ってきました。
たんたんエナジー株式会社は、気候変動対策や地域活性化に取り組む専門家や研究者が出資して立ち上げた会社であり、持続可能な地域の実現を目指しており、現在は地方自治体や非営利組織と連携して活動を進めている会社です。民間で会社を立ち上げ、後から行政(福知山市)が入ってきた珍しいパターンだそう。
行政のどの部署が脱炭素を中心に進めるのかによって、その自治体の考え方が現れる、金融機関・行政との連携、プラスソーシャル(市民ファンド)の導入や小売電気事業と需給管理についてなど、わかりやすく説明していただきました。
その後、プラスソーシャル(市民ファンド)による市民協働発電所である、福地山市三段池公園総合体育館の太陽光発電所を見学。
こちらの発電所は、オンサイトPPA事業によりエネルギーの地産地消や市内の再生可能エネルギーの普及拡大を行い、豊かで自立した持続可能な地域社会の実現を福知山市とともにめざしています。
避難所に指定されている福知山市三段池公園及び福知山市武道館には、太陽光発電に併せて蓄電池を設置。また、福知山市武道館には、自動車と建物の間で電力相互供給が可能となるV2B設備を設置。これにより、平常時は公用車の充電等に活用し、非常時にはEVに充電された電力を避難所の事務局機能維持に活用することができます。
エネルギーの地産地消とまちづくりの両方をを進めていく上で、非常時に活用できる施設も必要であると感じました。地域の人達・行政・企業の協力でさまざまな活動に取り組んでいる話を聞いて、岡山・水島でもこのような取り組みを進めていければと思いました。