新年あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になり、誠にありがとうございます。
おかげさまで、昨年に引き続き、太陽光発電所の計画・導入支援を展開することができたことを心から感謝申し上げます。
さて、昨年度は太陽光発電システムの導入支援として、エフコープ生活協同組合様、生活協同組合ひろしま様の店舗、共同購入センター支所、並びに本部などに、自家消費型と全量売電の太陽光発電システムを全部で8箇所同時(自家消費型531kW、全量売電型697.38kW:計1,228.38kW)に導入することができました。
弊社の目標の1つである「エネルギーを通じて、協同組間の協同を実践する」ことに対して、一歩前進したと思います。
また、V2Gをにらんだ「V2H(住宅用太陽光発電と電気自動車(EV)をつなぐシステム)」を我が家に導入しました。(写真1)
V2Gとは、電気自動車の電力を送電網に連系させることによって、電力の需給バランスを構築するものです。イギリスでは、すでに、商業ベースで事業がスタートしています。
個人的には、太陽光発電の仕事に取り組んでから早12年も経過しており、今回はこれを機にオール電化に切り替え、プロパンガスともお別れしました。
やっと「おひさま」と会話できるようになった気分です。
2050年には日本の電化率が100%近くなるといった統計データを、以前「エネルギー産業の2050年ユーティリティ3.0へのゲームチャンジ」で読んだことがあリますが、それを実感する生活が始まった感覚です。
我が家では、電化に不可欠なEVPS(ニチコン製)を導入。
いわゆる、V2Hに不可欠なアイテムです。充電時間は普通充電の2倍となり、充電待ち時間のストレス解消。そして、必要なときにEVから電気を家庭に供給することができます。
災害時には、家庭での電力供給(EVから)を優先(写真2)。太陽光発電の余った電気はEVに充電することが出来ます(写真3)。
我が家のEVは24kWhの日産リーフの初期タイプでしたので、EV側のプログラム更新が必要でした。
災害時(BCP対策)だけでなく、いま話題となっている「卒fit」対応として、普及することを期待します。
このようなライフスタイルが標準化してくると「エネルギーの自立」というのがほぼ実現化してくるのではないでしょうか。サミュエル・スマイルズの『自助論」の冒頭の一節に「天は自ら助くる者を助く」という言葉があります。
エネルギーだけでなく、食料や健康といった生活スタイルにおいても、この言葉は大変意味のあるメッセージだと思います。
今年の産業界における展開として、東京オリンピックの開催を起点として、EVや水素などを活用した社会システムが導入されることになると考えています。もはや産業界におけるボーダレス化を避けることができないでしょう。
弊社もそれらの具現化に向けて、ICTを活用した再生可能エネルギーの普及に取り組んで参ります。
皆様にとりまして、今年1年ご多幸があることを祈願しております。
おひさまエナジーステーション株式会社
代表取締役社長 松本照生
スタッフ一同