先日、香川にある低燃費住宅の視察に行ってきました。
まずは、㈱低燃費住宅の本社オフィスで講義を受けることに。
本社オフィスは、築100年の酒蔵を改装したもの。1Fにはカフェも併設されています。
入ると薪ストーブがあり、室内全体が温まっています。
ここでは代表の石川さんから、講義を受けました。
間取りや外観、設備などを気にして家を建てるけれど、長い期間住むことを考えると
健康で過ごせ、かつ省エネルギーの家を建てることが重要だということがわかりました。
冬は暖かく、夏は涼しい。これこそ理想ですよね。
低燃費住宅では、太陽のエネルギーを設計時に活かすことによってこれを実現するそうです。
また、家の断熱性能も重要。建てる際に使用する素材にこだわり、断熱を行いながらも、
日本特有の湿気を通す素材を使用しています。
オフィスの2Fには、実際に住宅の断面の模型があり、比較することができます。
断熱の方法も、間違えれば全く無意味になってしまう・・・大工さんの知識も重要になるそうです。
(従来の住宅) (断熱性能を高めた住宅)
また、断熱性能を高めるためには、さまざまな工夫も。
気密性の高い窓や、ドイツ発の新しい換気システムが導入されています。
その後、実際のモデルハウスへ。
玄関を開けて、中に入るととても暖かい!
床からの寒さも感じず、太陽の光をうまく取り込んでいます。
また、室内はエアコン1台で一年過ごせ、断熱性能が高いので光熱費も節約できるそうです。
何十年住むことを考えると、光熱費の削減は魅力的ですね。
しかも、こちらのモデルルームは宿泊もできるそうです。
実際に体感して、判断するのもいいかもしれません。
室温がほぼ一定なので、風呂場でよくおこるヒートショックも防げるそう。
室温の変化は、健康にも影響を及ぼす・・ということも学ぶことができました!
住宅の性能改善は、私たちが目標としている温室効果ガス削減などの低炭素社会にも通ずるようです。
色々な視野からエネルギー事業を考えていくいいきっかけになりました。