太陽熱利用機器を導入して、太陽熱でお湯をつくるサービスのことです。
一般家庭で一番エネルギーを使う給湯器のガス代を減らし、お湯を太陽熱でつくります。
Q.太陽熱温水器って古くない？太陽光発電の方が効率がいいのでは？
（出典）矢崎エナジーシステム株式会社
産み出されるエネルギーの種類が、熱と電気という異なるものなので用途も違い、単純には比較できませんが、単位面積（1㎡）あたりのエネルギー変換効率を比較すると太陽光発電は太陽エネルギー1ｋWから最大0.2ｋWであるのに対し、太陽熱は同じ1ｋWの太陽エネルギーから0.4ｋW～0.6ｋW取り出すことができます。
太陽熱は、太陽エネルギーを効率的に利用できるので使わない手はありません。
Q.屋根に対して負担が大きいのでは？
屋根の上に貯湯タンクを設置するタイプでは、タンクは満水時には220kg～250kgほどの重量になりますが、以前のものより軽量化がはかられており、通常の屋根であれば安心して載せることができます。屋根の状態に不安がある場合は、ご相談ください。
また、タンク地上設置型であれば、40kg程度の集熱器の重さしか屋根に負担がかかりません。
Q.どんな屋根でも設置できますか？
原則的には、人が上に乗って歩ける程度の屋根勾配であれば設置工事が可能です。
ただし、東西向きの比較的勾配が急な屋根の場合、北向きの屋根の場合、または陸屋根の場合は、必要な熱量を確保するために架台を設置して南向きに集熱器を取り付ける必要があります。
Q.貯めた水が衛生的でないと聞いたけど？
おひさまがおすすめする強制循環型太陽熱温水器の場合、水道水を直接太陽熱で温めるのではなく、熱媒に蓄えられた熱で水道水を加温するため、水道水が外気に触れません。そのため、衛生的で、給湯器を通じて調理等にも使うことができます。
（出典）矢崎エナジーシステム株式会社
また、従来の自然循環型の場合も、定期的に水が入れ替わっている限り、カビ等が発生することはありませんので、風呂・シャワー等には安心して使っていただくことができます。（長期間使わない場合は、水抜きされることをおすすめします）
Q.家でお湯に使うエネルギーはどの程度あるの？
標準的な家庭の場合、自家用車を除いて家庭で使うエネルギーのうち約3割が給湯機器で使われているエネルギーです。
これは、単体では最も多くのエネルギーを使っている機器になります。
（出典）エネルギー白書2016
Q.どれぐらい長持ちするんですか？
保証期間は本体5年間ですが、実際には20年以上長く使われている方が多くいらっしゃいます。なお、強制循環型の場合は、熱媒の交換を7年毎（メーカー推奨期間）を目安に行っていただくことが望ましいとされています。
Q.くもりの日や冬も温まるの？
冬天気が悪いと、さすがにほとんど温まらないですが、それ以外の時期では、多少温まって燃料の節約効果が生まれます。
（五條市Tさん 太陽熱温水器導入シミュレーション）
Q.エコキュートや電気温水器と接続して使えますか？
既存のエコキュートや電気温水器に、太陽熱温水器のお湯を送り込んで加熱することができないので、一般的にはおすすめしません。
お風呂に別途蛇口をつけて流し込む、また、三方弁をつけてエコキュート（電気温水器）のお湯と太陽熱温水器のお湯のどちらかを任意に使えるようにするなどの対応は可能です。
また、エコキュートを新設される場合は、太陽熱集熱器接続対応型のエコキュート（エコキュート・ソーラーヒート）があります。
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